いんたびゅー

響 大鉄役:星野貴紀 さん

 

Q.無事にテレビ放送が終了しましたが、今の感想をお聞かせください。

濃い…ほんと濃密な数ヶ月でした。
濃密というと、体感時間は『あっという間』だったんじゃないの?と思いそうなもんですが…。実のところ濃密過ぎて、この作品が物凄い長寿番組であるかのような錯覚すら覚えます。それだけ親しみのある作品であるだけに、テレビ放送の終了は「終わったな」という実感はあるのですが、なぜかまた美術部員たちに会えるような…そんな気になります。

Q.作品に携わり始めた頃と作品が終了した今では、作品に対するイメージは変わりましたでしょうか。

収録が始まる前には原作を読ませていただくようにしてるんですが、イメージが完全に違ってしまいましたね。悪い意味ではなく。
皆さんの演じられる声やら実際に動いている映像を見て、星野にはかなりナナメウエをいく作品になりました。もう、みんな大好き。俗っぽい神様も、トゥピュアピュアボーイも、シャイガールも、反動が大きい先輩も、目が開くと光る先輩も、黒い神様も、秋葉も、もちろん芸術の神に愛された男も、コミックスを読み返すたびにキラキラします。

Q.ご自分が担当されたキャラクターを演じるにあたって工夫した点や、苦労した点についてお聞かせください。

う~ん…いや、やりやすかったよ?学生時代の自分みたいで。工夫した点とか、苦労した点は…あ、あれだ。
『大鉄』という男の日々の鬱積をチラッと見せる。
チラ見せです。時代は。大鉄は、身長がとても大きな子です。きっと、小学生の時には大人料金で電車に乗ったでしょう。中学で学生服を作る時に、どうせすぐ大きくなるからと親が予測した数値をかるく突破し、卒業までちょっと短い学生服で通った事でしょう…あ、スペースが足りないや。

Q.お気に入りのシーンまたは、エピソードについてお聞かせください。

第九章で、つぐみが仁のことを全然かわってないんだなと再認識するシーン。
ちゃんと自分の事を見てくれていて、認めてくれる人がいるって幸せな事ですよね。
…なんだよ、おまえら付き合っちゃえよ
と、リハ中に8回くらい言いました。

Q.最後に、「かんなぎ」を応援してくださったファンに向けてメッセージをお願いします。

あっという間の13本でしたが、お茶の間のみなさんはいかがでしたか?愛すべきキャラクター、愛すべき作品、共演者、スタッフに恵まれた『かんなぎ』に本当に「響大鉄」として参加できたこと嬉しく思います。
また、この作品を通じて初めて会えた皆さん。縁を深めることができたすべての方々に感謝致します。また、このメンバーで集まれたらホントにいいな☆という希望を残しつつ。応援ありがとうございました~